陸を駆けるマーメイド

運動なんかしたことないけど、愛さえあればなんとかなるよね?!

初めての登坂と共に

春は出会いと別れの季節とは言いますが。

私もこの春、一台のロードバイクに出会い、縁あってTREK LEXA SLをお迎えするに至りました。
 
運動なんかしたことないですし、自転車に乗るのがおよそ8年ぶりとかで不安しかありませんけど「そんなヤツが乗るとどうなるのか。」みたいな実験記録とでも申しましょうか。
 
 
さて、早速ではありますが、お迎えしてわずか2週間で事故りました。
まだ4回しか乗ってないのに濃密な2週間でありました…。
 
【このあたりは別に読まなくていいです。フロントフォークは擦れて塗装剥げてはいるけど、フレームは無事。ハンドルとリアホイールは変形しているので要交換。といったところです。普通、ホイールの交換なんて乗り慣れてきてグレードアップするタイミングなんだけど…憧れのホイール買い替えがまさかのタイミング過ぎて泣きそう。いや、泣いた。読まなくていいって言ったのに】
 
 
私がお世話になっているお店は毎週土日に練習会として有志数名集まって郊外までサイクリングしに行きます。
今回は比較的走りやすいコースと初心者向けの坂を登るから行ける所まで走ろうということで大阪と奈良の境までついて行きました。
関西自転車乗りで知らない人は居ないであろう清滝峠。初心者向けのヒルクライムコースとして有名です。
ただ、初心者と言いましても、まさか乗り始めて2週間の鈍臭い肉塊が登りきれるとは思えません。不安な様相をしていたからか、「無理やったら、途中足着いても良いんで、登りきらんかったらその場で待っとってください。降りてくるんで合流できますよ。」とか、声をかけてもらう始末でした。
 
みなさんに追い越されるのを見越して先に登り始めます。すでに泣きそうではありますが、足を動かさないことには倒れてしまうのでとりあえず足を動かし続けます。ですが、笑えるくらい遅い。歩いた方が早いくらいにはとても遅い。『押して歩くか〜』と思ってたら先輩ローディーさんに「足着いたら後悔しますよ、次にペダル回そうと思っても足が動かなくなるんでゆっくりでいいから足はペダルから離さないで〜」ってゆるく応援されるけど言うてることはなかなかキツいです!!!!!
 
とりあえず言われるがまま、先輩ローディーさん達の背中を見送りながら黙々と登りました。だって!!止まって待てるような場所無かったし!!!足着いて待っとけって言ったのに!!!待てるようなスペースある?!!普通の車道じゃん!!!怖いし!!!!登るしかないじゃん!!!ウワアアアアアアアアアアアアアアア(´ ; д ;`)ああああ…あれ…?着いた…(;´∀`;;)?追い立てられた結果、登りきることできました。
中学高校と文化部でTHE運動できない代表みたいな鈍臭い自分でも、足付かずに登れました。あまりに必死過ぎて残念ながらてっぺんの写真撮るの忘れてしまいました。(´・_・`)
 
ここから下って奈良に入る行程だそうで、その先もご一緒するべく登りきったらご褒美のダウンヒルとなります。
 
 
ダウンヒルが楽しくてロードバイクに乗った様なもんだから心から嬉しくて、浮かれてたんだろうなあ。
この下りでまんまと事故を発生させる訳です。
 
下りをスピード落とさずグイグイ降りてくと簡単に40〜50キロの速度は出るんだけど、そのまま、その先にあったカーブを曲がりきれずガードレールに衝突して落車しました。
自身に大きな怪我はないけれど、額を切っていたので至急病院での診察をすすめられました。
合わせて自転車もハンドルと後輪の歪みにより自走不可能ということで山の中でタクシーを呼ぶことに。
タクシーを待っている間も自転車のパーツバラしてもらったり、あんぱん食べさせてくれたり(´ ; ω ;`)ほんま、先輩方にお世話になりっぱなしでしたあぁ。申し訳ないくらい何もできなかった…。
 
タクシーでお店まで戻ってきて、自転車をチェックしてもらっている間に病院駆け込んで診察をしてもらいました。幸い、打撲と切り傷だけで済みました。
 
今回の件は大変勉強になりました。
先輩方が居たから助けてもらえて、無事に帰ってこれました。自分一人ではあの場でどうすべきか分からず、どうなっていたかも定かではないです。
改めて、先輩方に合わせて走る自分の無謀さをただ反省するばかりです。
「安全運転出来ないにわかが乗るから自転車乗りが悪く言われるんだ」そう言われないように、また、自分自身の為に以後気をつけないといけません。
 
現在相棒のレクサちゃんは入院中ですが、帰ってきたら懲りずに乗りたいな。と、思います。
 
初回記事がこんなんで先行き不安ではありますが、また乗りましたら報告させていただきます。
それでは改めまして、よろしくお願いします。